同じ方向性で書く仕組みとか

 hatenaの話を書いたので、ついでに、最近少し思ってる意味のある効果を生みそうな枠組みとかの話。
 本当はどこかに同じ方向性で複数人で書けばシナジー効果で本来の価値が出そうなブログって沢山あるのかもしれないが、そういう枠がないと適当に書いてる人だけでは中々そういう形にはならない。例えば、良くあるPC雑誌程度の内容だったら適当に濃い目のブログを集めたら匹敵する内容というか、多分それよりいい内容のサイトとかに簡単になるかもしれないけど、好き勝手に自分の気の向くままに書きたいという個人の趣味サイトだと如何してもそういう風に一つの方向性には固まれないので、やっぱり雑誌とかの方が情報密度が高くなる感じはする。Wikipediaだって辞典という方向性と枠組みとアクセシビリティをつけただけで、書いてある事自体はWikipediaじゃないと見つからない事じゃなくて、その辺の趣味の詳しいサイトや大学とかのサイトの方が実は詳しい場合が多いけど、探したり手っ取り早く見るにはWikipediaシナジー効果が発揮されWikipediaのほうが優れた記事になる感じがする。
 AllAboutはその辺の隙間を上手く埋めてる感じはするが、日本のAllAboutは微妙なまとまりがある程度の、大して濃くもないブログの集まりという感じで、日本バージョンは成功しているとは言いがたい。
 こういうのは技術的な面よりも人間のつながりというか、相当に人間業を要求されるので単純にPukiwikiで枠だけ作っても誰も参加しないように、何らかの動機付けが必要に思う。しかも、ある程度以上に書く人を集まらないと、中途半端な記事の塊、つまり良くあるブログのフィード集めただけのノイズが多すぎるサイトと差がないというか、ろくなものにならないので蓄積し同じ情報に対して何度も精査し研ぎ澄ましていく過程がないといけない。こういうのは本来日本人は得意な分野だと思うけど、意外にも日本のサイトよりも海外のサイトでその成功例が沢山あるのが不思議だったりもする。日本だと異端的な2chまとめサイトとか見たいなのしかあまり上手く機能してない感じ。広告とかチップとかアフィリエイト見たいなのに対しての文化的許容量が極端に低いからかもしれない。実際やれば、多分日本人の作るサービスが一番質は高そうだけど。