やっぱりカウンターできない使い方では・・・

コンフェデのブラジル戦で0-3だったので、あのときから日本は退化もしてないが進歩もしてないなぁと思った。結局行き着いた先は昔書いた内容と同じ感想

最終的に思った事は、日本が目指している攻撃的なパスサッカーって日本に向いてないんじゃないか?という事。体格の差も考えると十分に引いてしまった相手に単純にセンタリングを繰り返す手法は確かに効果が薄い。つまり元々ショートパスで抜けるかカウンターでスペースへ出るしか選択肢がない。だから、代表がショートパスを使うメキシコ風のスタイルを考えているのも分る。しかし、現実の日本パスサッカーはどうか?ペナルティエリアの外かディフェンスラインで回してるだけで、守備切り崩して中入っていけないし、背が低いので放り込みも難しい。そして貴重なチャンスにも枠の外へ飛ぶシュートとキックミスの連発。今の調子のいい代表をみると、パスというよりボールキープとドリブルが主体で、さらにそれを生かす守備的なカウンター主体のサッカーだ。どうしてえがいた形よりカウンター主体が強くなるのかは、結局の所FWの決定率に問題があるからではないだろうか?つまり、個の力があまりないから、パスサッカーって逃げは通用しないと宣告されてしまった気がする。パスサッカーをしたいなら、まず、少なくともある程度決めるFWが必要だったのではないか?ショートパスでつないで全体が押し上げるサッカーでは攻撃時のボールキープ率と決定率の低さは結果的にカウンターを誘発する。つまり、お互い打ち合ったら決定率の差で勝敗が分かれるが、それ以前にディフェンスライン以外ではボールキープできない日本では被カウンター率の高さで状況が圧倒的に不利になる。今のカウンターで少人数という形は、決定率が低くてもFWが少数でカウンターを攻めて守る分にはこちらが取るリスクが低くて済む。FWに人材が流れないという日本の土壌がある以上、FWの決定率に依存して戦ってはいけないのではないかと思った。中盤は日本の中では割と人材が集まるし、ディフェンダーも攻撃陣と比較すれば割といい人が継続的に出てくるのだから。現状では今のスタイルは現実的だと思う。