いくら読んでもやはり変だとしか思えないホリエモン判決

凄く久しぶりにhatenaを見てたら凄くおかしかったので何となくメモ。何がおかしいってそんなゴミみたいな会計処理の所を問題視してる見る目のなさというか。常識的に考えてゴチャゴチャした部分が争点になっていたのは逮捕された時までだよね。hatenaなんか遅くないか情報回るの。

■粉飾があったのかなかったのか
ライブドア事件は粉飾なのか?
フツーーーーーの人間ならば当然に感じとれる筈の「ライブドア事件は粉飾なのか」に対する疑問点w - 消毒しましょ!

 まず粉飾があったのかという部分だが、多少疑問は残るがなかったと言い切れる要因は見つからない。いくら小さく見積もっても少なくとも罪に問えるだけの問題はあったと思う。上のリンク先で言えば、(1)や(2)。ただし、実際それを問題視して罪に問う段階まで持っていくような問題だったかといえばそうではないと思う。罪を問えば有罪に出来るけど指導して終わりでもおかしくはないと思う。疑問は残るが結果的には恐らく罪を問えるのは間違いない。損をする可能性があったから粉飾がなかったとはならないし、税金を沢山はらうように粉飾するなんておかしいと言われても、粉飾か粉飾でないかといえば粉飾だと思う。詐欺だって損をするかもしれない詐欺をやるやつもいる。

ホリエモンは有罪なのか
 しかしポイントは次の本当にホリエモンが有罪なのかどうかで一気に胡散臭くなる。(3)から(4)。2つ目の文章の方では、(3)を省略してごまかしているけど、そこの動機が弱すぎる。フツーーーーーーーの人間ならホリエモンがこれを首謀者としてやったと思うより宮内がやったんじゃないかという疑問がでる。(3)のコメントなど酷い認識で、フツーーーに「未必の故意」と「認識ある過失」の区別もされておらず、刑が重いという部分もずらしている。結局争点はこれをどの程度認識していたかにすべて集約されていて、それによって無罪にも有罪にもなる。あえてアンチ堀江で書くなら、その部分を変に司法取引して有罪にするより、もっと明確にするべきだったという事に尽きるだろう。結果的に、故意じゃないので経営者としての過失みたいなものしか問えないのではないかという部分が残ってしまったのだ。そこを無理やりホリエモンを首謀者にしてみたとしても、刑が重すぎるよねjk?っていう部分が堀江擁護につながる。

なぜ「なぜ堀江は有罪になったのか」が分からないか : メカAG

 上の所の説明などは株の売却の概念がおかしく、株の売却では損失は発生しなくて利益だとか何か色々誤解をしている。どうも最近の若ものはけしからん的な老害がハテナ界隈には発生しており、堀江擁護がという話も何を擁護していて何を擁護していないのか全部ゴチャ混ぜなのだ。しかも、実際じゃあどうして刑が重くなったのかとか、首謀者になった理由は何なのかを調べても、出てくるのは刑の重さは裁判官の心象で、堀江首謀者説は宮内の供述という何とも本当かよっていう話でしかないのだ。これで疑問を持たない奴はおかしい。


■株主に対してのライブドアの倫理的な責任?
 みたいなものについてもよくライブドアが問題視されてるが、株主が保護されるとか正気の判断ではない。むしろリスクがあるのを理解して買うべきで、リスクについても"リスクがあるべき"なのが株だと思う。株主をライブドアが何とか還元しようとするのは分かるが、社会的に助けるとかいう話に至っては、何のための株制度なのかと思わざるを得ない。むしろ正気ではない。