台湾と沖縄が凄く近くて驚いた。

徳之島って何処と思って地図を見てたら、台湾と沖縄が予想以上に近いことに気付いて驚いた。
地図

 地図中の与那国島と出ている所はもう日本。台風情報などでよく出てくる石垣島もすぐ近くだ。当時は台湾には日本に戻りたい人たちが相当数いたわけだし、やっぱり台湾を助けるべきだったのではと思いが頭をもたげた。ベトナムばかりに眼を向けていて朝鮮半島と台湾を無視していたのは非常にまずい結果を生んでいた気がする。今となってはもう全てがおきてしまった後なので言えるが、日本の左翼の罪は朝鮮半島分裂と台湾問題を生み出した相当強い原因の1つになっていたという所ではないのかと思った。どちらも当事者は悲惨で現在までその問題を引きずっている。両地域は第二次大戦で分割された日本でもあったわけで、日本の問題をかつて日本だった地域へ全て押し付けたような格好になっているのが凄く気の毒。多分現状も考えると沖縄よりも悲惨。既に朝鮮半島の南北分裂も台湾問題も戦前の合併期間より長く、結果起きたことを見れば日本の問題は合併していた期間の問題よりも戦後処理の問題の方が大きいといわざるを得ない。イデオロギーの馬鹿げた騒動を海外に押し付けてしまった。実際に起きたことを見れば合併中だろうが、戦後だろうがイデオロギーの問題など些細なものといえると思う。例えば、朝鮮戦争の戦死者は300万人だそうで、韓国の場合は第二次大戦の死者より遥かに多い。下手をすれば第二次大戦の日本全体の戦死者に匹敵する。台湾も実は日本が放棄した後の中国との戦いの方が遥かに被害が大きい。そしてその事実を知ると戦前を反省するべきと言う主張で騒いでいた人の主張に首を傾げたくなる。反省するべきは何が起きるのか理解できずに騒いでいた事実そのものだと思う。騒ぐべきは過去ではなく、当時も進行形で起きていた悲惨な事実に対してすべきだったように思う。そしてその騒いでいた当事者の世代の人たちは現時点においても戦後処理問題を過小評価しており、今なお戦前の問題を提起する。確かに戦前の問題もあるし、それは日本人にとっては最も大きな被害をもたらした暴走であったかもしれないが、それを例示する時に周りの国を出してしまうと、周りの国は今起きている事の方が余程問題が大きいという事実。朝鮮半島は実はまだ休戦状態で戦争は終了していないという事実。台湾は中国に今まさに吸収されようとしている事実。日本人は自意識過剰で自分のことしか見ていない傾向があると思う。

 結局普天間の問題で騒いでいるのもそういう所が分かっていないからだと思わざるを得ない。実際見れば、韓国から米軍が撤退している。まずこの事実をどれ位の日本人が知っているのか。沖縄に統合した訳だから、日本の防衛と言いつつ、事実上は韓国の防衛も台湾の防衛も兼ねている。そしてその負担は一応日本人が払っているわけだ。こんな話だって必要以上に竹島問題などで韓国が騒ぐなら十分にカードとして使えるものだし、金銭的に問題があるというなら沖縄に東太平洋の拠点を置くなら韓国などから支援金をもらったりする交渉をすれば良いと思う。日米韓で"共同"とか言えば聞こえもいい。更に以前だったら台湾などは逆に米軍基地があったほうが安心できるくらいの状態だったわけで、反中の台湾勢力から見れば日本と違った事情がある。アジア地域の情勢ではなく、単に米軍の危機回避程度の意味で沖縄だったという位置を、沖縄でなければいけないなどと言うのはあまりに暴論。沖縄でもいいが理由をごまかすのはよくない。日本の台頭を軍隊を置いて占領してまで防ぎたかったのもアメリカだし、今になってお金がないから縮小するとか、日本が金払って何とかしろといっているのもアメリカ。聞いてると普天間問題で毎回理論が破綻している石破は口先だけで何も分かっていないと最近良く思う。分っていっているなら米から金でももらっているとしか思えない。しかし、自民党には石破よりまともに喋れる人材がいなかったという事実も恐ろしい。2大政党で政権交代とかいってる民主党にとってもこれ以上自民が崩壊するのは望ましくないんじゃないかと思う。結局民主1択になってはあまり意味がない。とか地図を見てたら30分近くたっていた。