emacsのinfoの日本語化の話

久しぶりに色々みてたらinfoの日本語版が絶滅しかけているなぁと。しかも検索してもあんまり情報が出てこなかったので、何となくemacsの話だけど書いておく。まず、どの変が変化してるかというと以前だったら日本語ドキュメント的にはどう考えても最強ページだった

http://www.bookshelf.jp/

のinfoの更新が古いバージョンで途絶えている。そしてトップページからダウンロードできるinfoが壊れていて上手く開けなかったり。ちょっと検索した感じだと他のページには、そもそも新しくなくてもほとんどinfoが見当たらない。Emacs 電子書棚は最強すぎて綺麗に整備されたhtmlのマニュアルもあるのでそれでも言いといえばいいのだけど、Emacsとかxyzzy使うなら散々リファレンスでお世話になるinfoの方がお手軽だったりする。まあ英語版なら新しいのがあるし英語版でもいいのだけど、日本人に生まれたアドバンテージってのはアジアの小さい国と比べて圧倒的に翻訳が素晴らしい所で、それを利用しない手はないと思う。それにEmacs本体は日本語の対応とか着実に進歩してるので、その点で日本語に関しては以前より格段によくなってる部分もある。

で、結局どうしたかというとEmacs 電子書棚 は設定済みmeadowを配布しているので

http://www.bookshelf.jp/2.20/packages/

この辺りから、gnujdocというのをダウンロードしてきて解凍すれば多分普通にinfoのファイルが沢山でてくる。それを流用するとトップページのをダウンロードするより割りと綺麗に日本語にできた。インストールで困る事もありそうだったけど、基本的には適当な場所にinfoディレクトリを作って入れて登録するだけ。

;;; Info
(require 'info)
(add-to-list 'Info-additional-directory-list "~/info")

~/infoの所にファイルを置くパスを。(require 'info)してなくてInfo-additional-directory-listがエラーでて暫く関係ない所を変えたりしてたが、単に(require 'info)すれば良さそうだった。この辺は適当に見みてやったけど、(add-to-list 'Info-directory-list (expand-file-name "~/info"))みたいなのでいいのかもしれない。

EmacsWiki: Info Path
http://www.emacswiki.org/emacs/InfoPath

windowsemacsとかだと上手く動かない場合もありそうだけど、困ったら手動でコマンド打てばいいと思った。

$ sudo install-info hoge.info dir

手打ちは面倒そうだけど結局それが速い気がした。windowsならshellを管理者で起動してsudoなしでinstall-info hoge.info dirでもよさそう。使い方はデフォの設定なら"C-h i"して後は読みたいのを見る感じ。"C-h f"したときがxyzzyみたいな挙動だけど、ここの日本語化はされない。

ちょっと前に書いた話じゃないけど、xyzzyとの違いは結構こういう所かもしれない。xyzzyでinfoは確かに読める情報すくないけど、リファレンス入れるだけなら一つでいいし、キーバインドも一つでよくて一発押せば直ぐ関数とかのリファレンスと操作も迷うことなく、導入もネットインストーラーとかで入れるだけと実にカジュアル。できる事とその手間を考えたら本当に効率がいい。