FiremacsのC-wがどうしても誤爆する話

Firefoxの拡張のFiremacsというEmacsっぽいきーバインドを提供する拡張を入れているんだけど、最近自分がC-wの操作が怖くて全然使わずにメニューから切り取りとかしているのが酷く効率が悪いような気がしたので、色々考えてみた。

■何が問題か
 FiremacsではC-wに切り取りが割り当てられている。ただ、firefoxにはC-wがタブを閉じるというのも割り当てられている。そして時々Firemacsが聞いていない状態でC-wを押すとタブが閉じてしまうという誤爆が発生して書きかけの内容とかが全部消えてしまうことが起きる。全部消えてしまうと非常に恐ろしいので中々C-wを押せないということも。更に問題なのはFirefoxに限らずWindowsではC-wがWindowを閉じるに割り当てられている事。つまりC-wを暴発すると、偶々フォーカスがあっていたWindowsのあらゆるWindowが閉じてしまう可能性も非常に高い。

xyzzyではどうやって解決しているか
 xyzzyの場合は基本的にWindowやタブが閉じるのにC-wを割り当てないだけでほとんど誤爆はない。ページごとの読み込みで動いているJavascriptも邪魔をしないのが大きいので、あらゆる状況で誤爆がおきにくい。更にセレクションの有無をチェックしているのでセレクションがある状態ではC-xは切り取りとして機能する設定が簡単に出来るのでWindowsのキー設定で誤爆してもきちんと思ったとおりに動いてくれる。更にリージョンとセレクションを明確に区別しているので、クリップボードがキルリングに無駄に混ざる事はない。Shift-Insertも普通に動くのでクリップボードの方の貼り付けも特に問題はおきにくい。勿論C-yも機能する。適当にC-yとクリップボードがリンクしており必要ならばクリップボードが二つになったりとその辺の使い分けが非常に便利。

Firefoxではどうやって解決するべきか
 前はFirefoxのもともとのC-wのキー設定を変えてC-wではタブもウィンドウも閉じないようにしていたんだけど、そのためだけに結構手間がかかる。その上タブやなんかがC-wで閉じれるというのはWindowsを使っている限り意外と便利だったりするので実際は悩ましい。
 Firemacsでは何故かC-aの全選択はC-xC-aで出来てしまうので、その仕様にならってC-xC-xで切り取りにしてみることに。C-xC-xは割り当てできないようだったのでC-xxで、本来はコードを改変してセレクションがあるときには切り取りが望ましいと思うけど。正直面倒なので適当で良いことにした。