どうでもいいゲームの話

ひろゆきは『王様は裸だ』と言った少年 by 小飼弾 : 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2007/11/post_157.html
 コレ見てたらセカンドライフの話が出てて、自分もつい最近書いてたセガの話を思い出したのでゲームの話。セカンドライフって確かに何時までもセカンドって感じで、全然ライフじゃない。何が足りないかと言うと多分、決定的に欠けてるとかじゃなくて、方向性はそっちでも面白いのはあるんじゃないかと思うけど、それ多分面白くなくね?という方向性に行ってしまっているからだとか。思ってみたり。
 まず、衝撃度が足りない。3D世界とか言われて、あれ見てもコアなMMOとか慣れてる人は別になんとも思わない。むしろどちらかと言うと地味。UOとかTECとか慣れてる人には何か作れるとか言われても、其れだけじゃ駄目。3Dで歩けるとか言われてもハテナワールドみたいなもので誰も使わないよとか。コアな人に初めの使ってもらう障壁を越えるには、もっと強烈な衝撃があるか、何か別の目的でもないと"おお"とか"へぇ"で終る。だから金儲けゲームになってしまってるんじゃないかと。
 神は細部に宿るって言うけど本当で、最近じゃゲームとか皆3Dで同じようなリアルな見た目もあるけど、やってみると全然面白さが皆違う。駄作もあれば、面白のもある。つまり、3Dにして歩ける"だけ"じゃ面白くなるわけじゃない。
 その辺は、ひろゆきが言ってるような話も見当違いだとは思うけど。だって世界があってMOD作れるゲームがつまらないかと言うと面白いのもあるからね。実際ゲーム好きなぴろゆきなら本当は同じようなというか質感のある世界でも遊んでるはずだし、むしろAOEが好きなら言わずもがな。ゲームじゃなくても作る人はもっとゲームの面白さみたいな部分を研究したら良いと思う。複雑系のゲームではパラメータの配置とか些細な操作とかそういう細部の入力値で全然面白さが違う。アイテムの値段を一つ変えただけで駄作になるゲームすらあるわけで、他は全部同じでも、例えば最強のアイテムが無料で沢山転がってたらアイテムを取ると言う動きの動機はかなり消えてしまう。そういう意味で、何かしたいとか思わせる動機みたいなのを作る部分が、面白くないとやらないかと思う。動機の動線の作り方とか。プレイヤーじゃない立場で見ると、実に社会的な問題がゲームにあると思う。
 そう言う意味では自分がxyzzyとか触ってるのもかなりゲーム的な感覚で、適当なハードルを適当にクリアするパズルみたいなもので、触ってると自然と自分の欲しい機能が見つかったりして、それをクリアする。しかも他の人も喜んでくれたりする。前にゲームじゃなくてもゲームみたいに感じるとか書いたのは、そういう感じとかで、良く出来たTutorialはいいパラメータの配置されたゲームみたい。しかも、出来が良ければ人が押し寄せて更に便利にしてくれる人とが出てくる。乗り越えた時に便利だと、それが楽しい。便利じゃないとそこで直ぐ飽きる。前に書いたFeelからDoにも通じるけど、駄目なハードル設定すると勉強だけど、適度なハードルの学習はゲーム。その設定の線の引き方だと思う。