abbrev-prefix-markの使い方。

接頭辞が付いた略語を展開したい場合もあるでしょう。略語`cnst'は`construction'に展開されるとして、 `reconstruction'と入力するためにこの略語を使いたいとします。 `recnst'と打鍵してもだめです。というのは、`recnst'は定義済みの略語ではないからです。ではどうすればよいかというと、接頭辞`re'と略語`cnst'のあいだでコマンドM-' (abbrev-prefix-mark)を使うのです。まず`re'と打ち込みます。続いてM-'と打鍵します。するとバッファにハイフン(-)が挿入され、切れ目が入ったことを示します。それから略語`cnst'を入力します。バッファには`re-cnst'と入っています。ここで単語構成文字以外の文字を打ち込めば、略語`cnst'が`construction'に展開されます。展開時にはM-'が挿入したハイフン(-)は削除されます。結果は、望みどおりの`reconstruction'です。

もし、略語を展開しないでそのまま残しておきたい場合には、 C-qに続けて区切り文字を入れます。つまり、foo C-q ,とすると、バッファには`foo,'のまま残ります。

form http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/9285/EMACS-JA/emacs_323.html

参考
silog - memo/xyzzy/abbrev