iPod革命

 とかいうTV番組を最近見て、色々思い出した。そういえばナプスターとか後の2000年くらいにはMP3プレイヤーに熱中してたけど、あの頃になんで日本のメーカはもっと売り込まなかったのか凄く不思議だった。その頃はまだRioとかMMCみたいなのが自分的には注目してたけど、微妙な問題が結構あって気に入らなかったような記憶がある。
 その内iPodが出たんだけど、実際の所自分の感覚だと、その頃にはもうiPod見たいなのは古くなってしまっていて、アレが売れたのはアメリカだからだったんじゃないかと。iPodが出た頃自分が何を思ったかと言うと、携帯電話とMP3プレーヤ二つ持って歩くなんて邪魔でしょうがないなと。ゴチャゴチャしすぎて使い難いから一つにして欲しいとか。どうせクリアな音声再生能力は携帯には必要なのだら一つにできるだろと。バッテリーも同じの使えるしディスプレイも携帯なら綺麗で、オンラインの曲だってダウンロードしやすいのに、今更iPod見たいなのはないなとか。そんな事を思ってた。*1
 しかし、iPod見てiPodが凄いと思うのはハードじゃなくて、音楽の売り方とか、無理やり人を動かした能力。iPodはハードじゃなくて音楽ソフトを具現化した一種のライセンスの形なんだと思う*2。その後だと自分は、音楽より、電子ペーパーみたいなのが気になってた時もあったんだけど、日本の奴はどれもテキストをダウンロード購入して読むとか出来ないんだよね。出来ても数が少ないとか、値段が高いとか本屋に行った方が楽だとか、保存しておける量が少ないとか。ある程度条件を満たしても規格の問題があって、スタンダードな規格から外れ普及する見込みがないとか、酷いのだとテキストじゃ読めないとかで、そんなのどうして買うんだよ見たいな感じのばかり。そういう意味では、それをいとも簡単にやってしまったiPodは革命的だったとは思ったりした。紙の価格が割り引ける本って相当いいと思うんだけど、そういうわけには行かない大人の事情があるのかもしれない。よく分からない。自分的には電車とかで今週でてる週刊誌の漫画とか読んだり、余った時間とかで携帯で適当に良く見るブログとかをチェックしてオススメの本とかが気になったらそこでダウンロードして、中身見たりとか。邪魔でしょうがない場所とる本とかをデジタルでいつでも使える状態で手元に持っていられるって結構悪くないと思う。実際、調べれば無料で見つかる情報でも、調べる時間の方が高いので*3、多少お金が必要でもオライリーとかみたいなのは売れるわけで、それがもし家にない奴だったら、わざわざ本が届くのを待つか、買いに行ったりしないといけない。でも今すぐ見たいとか、その時に見たいのであって、暫く後になったらもうあんまり必要ない情報だったりして、やっぱり、あらゆる書籍が携帯辺りにダウンロードできて購入できたらいいと思うんだ。

*1:ディスプレイはiPodも多少良くなった

*2:でも、まだ携帯の方が有利だと思う、集金機構が携帯料金で出来る分携帯の方がユーザ的には楽じゃん

*3:実際、よく分からないからって2時間くらい調べてたら、アルバイトだって時給1000円位なわけで、本で見てその後は実際に必要な事に時間を使った方が割がいいと思う