楽しい視聴時間2

やっぱり今回も遠藤がよくなかった。失点後の時間がない状態での横パスが最低だった。非常にストレスの溜まる試合運び。アレはリードしている時、もしくは、同点のときのサッカーじゃないだろうか。3点目を失点する前の不用意なパスミスを含む攻撃を考えると、あそこで慎重になってしまったのかもしれない。しかし、MF辺りが何とかしないと駄目な局面だ。DFラインはFWが戻るには遠すぎるし。点を入れるためにはせめて、中盤から前線付近にボールを回していないとどうしようもない。既に後半も半ば、相手の疲れを待つ余裕などないのだから。悪くてもファールでセットプレーになればチャンスにつながる位置でボールをまわす必要がある。羽生に変えた途端攻撃的に変化したのも納得だ。オシムはよく分かってると思う。勿論時間もなくなってしまっていたので、ロングボールが目立ったのは良くない点だったが、致し方ない面もある。セットプレーを考えると中村を変えにくいので、遠藤は技術が高いだけに本来もう一歩進んだ姿勢が期待をされる。

中沢は良かった。あえて難点を挙げれば、安部中沢が二人で抜かれてしまっての失点は痛かったかもしれないが、守備では相当活躍したし得点も取ったし。安部も1点とったので別に仕方がないかもしれない。むしろMFがやはり微妙だった。個人技の上手い選手相手にするには、あの段階に到るまでに速度を殺す必要がある。しかも不用意なパスミスからカウンターでは人数も揃わない。DF勝負になったら単純な確率の問題になってしまう。中村剣豪は前の試合の時にミドルシュートを打つべきだったと思われたが、今回のはソレを意識し、攻撃は比較的上手く修正していた点は非常に評価できる。自分の動きをよくチェックして試合に生かしている。巻は殆ど姿が見えなかったが、それでもアシストしたのでそれなりの仕事だとは思う。