Emacsが衰退したという話を見て

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 これ。ちがくね?まず衰退したのはEmacsやViではないと思う。xyzzyは間違いなく衰退した。そうWindowsの雑多にあった沢山の微妙な感じでシェアを分けていた日本人むけの大量のエディタが衰退したのである。秀丸やらサクラくらいはまだ良い。でも昔はもっと有象無象のエディタが沢山あったそしてそれはほぼ絶滅危惧種になってんじゃないのかな。こっちの意味の衰退は間違いない。まずネコも杓子のPCという時代が終わり、スマホとオフィス使えれば十分な流れでユーザーの数が減ったのである。これによりわけも分からずエティタを使っていた多くのホームページを作っていた層とかがほぼ絶滅したと思う。今はやってもブログか日記。それも少数派でブログすらなくて facebook 。これによりブログパーツとかそういうノウハウも必要ないし。facebookも完全に金のためにやるツールなので、できれば手を出したくない人の方が多数。そもそも、facebookはそう別に便利でもなんでもないという事実がある。その結果、オープンな場所にはtwitterもあればいいほうという風になった。普通はもっと閉じててLINEとかで十分だから。発信力が高い人がtwitterとかインスタみたいなのをやっている。

 結果エディタが必要ない。この流れ。viやらemacslinuxとかunix好きな人が一定数いてメモ帳代わりに使うので好き嫌い以前にメモ帳が絶滅しないように実用ツールとして絶対viやらvimemacsあたりは残ってしまう。emacsが残る理由も割りと消極的でviの変なキーバインドよりはemacsの方が全然windowsに近いからっていうだけだと思う。

 emacsに関してはむしろ昔より絶対に簡単になっている。パッケージ特に日本語向けのパッケージが簡単に手に入るし。windowsっぽい操作にも簡単にできるし設定がGUIで普通のエディタの設定位のができるのでそもそもメモ帳代わりが本気で現実的。vimをメモ帳代わりにするとモード切替で躓く人も多いからね。そしてWindows環境では日本語とviのキーバインドは決定的に相性が悪いIMEとモードの切り替えが2重苦でその辺を設定で誤魔化す必要があるのだけどこれは個人がやる事なのでぶっちゃけ個人次第になる。その点からいくともはやEmacsの方が初期の敷居すら低いといわざるを得ない。だってlispなんてなくても別に普通のWindowsに割りと近い感じでかけるからね。

 あとメンテナンスに関してはvimも実は数人しか触れてないのでOSのアップデート次第ではやばい事には変わりはないと思う。ただviはもうそんな極端な変更はしなさそう。Emacsはその辺カスタマイズの範疇になりそうな部分もパッケージ化して色々フォークしているので細かい調整で徐々に敷居が下がり続けるのではないかって言うか、実際ここ10年位で凄く簡単になってると思う。前は日本語使うだけで結構面倒だったというか実際は日本語では使えるソフトでなかったのでxyzzyみたいのが人気だったというか。まあ今もWindows環境で日本語打つソフトとしてはxyzzyの方が敷居が低いと思うけど