労働者は左翼なのか?

 ついでに選挙後にニコニコを見ていて面白いなと思ったこと。放送では米選挙の感想を猪瀬、東、夏野という3人が色々話していた。そこで面白いなと思ったのは東さんが左翼的な視点で色々話していて、日本と米国のイデオロギーの違い色々出ちゃっていた点だ。
 トランプの勝利は労働者階級よりのトランプと富裕層よりのヒラリーの戦いとういう構図で、労働者側の勝利だった。多数派だった労働者側が「やり方はわからんが、なんとかしろ」と叫んで勝った。しかし日本では労働者というと左翼が何故か連動しておりプロレタリアみたいな雰囲気がある。そして放送では左派よりと思われる労働者の話をしていたが、現実は米国の労働者は共和党支持で保守だ。理由は国が成長して一部の富裕層の利益より、労働者は別に利益がないから。

 労働者=左翼みたいな日本基準の視点で話を作っていく発想ではヒラリーがなぜ負けたのか理解できないと思った。米国ではほとんどいつの時代も労働者は共和党の支持者なのだ。

 労働者本人達が無意識に選択している思想的なものは、最大多数の幸福。全体の利益を最大化するために、資本を集中運用し結果一部の富裕層が儲けるのでは、最大多数の幸福にならない。一部の金持ちがウォールストリートで儲けるだけで、労働者の生活は何も変わらないのだから。