git for windows をインストールする

 まず適当に適切にインストールする。古い Git for Windows だと何か日本語が化けたりするらしいので新しい奴を入れなおした方が良いと思う。ここで使っている環境は Git for Windows v2.9.0 *1。それだけ。新規でやる人は Cygwin とかその手のを入れたりすると環境変数の関係で条件が変わるきがするけど、そういうの入れてる人には説明が必要ない気がするというか、自分で何とかしたら良いと思う。もう一度書いとくけど、ここで使っている環境は Git for Windows v2.9.0 だけ。WinSCP とか TortoiseGit とか Putty とか OpenSSH を別途入れたりはしない。勿論 Cygwin とか Mingw-w64/MSYS2 も入れない。というか、こういう話って、色々入れる方が条件が変わったり失敗パターンが増えてかえって難しい気がする。挫折した人のための xyzzy の話でも書いたけど、まず基本的な奴でやって理解してないと、飛ばして先に進むとわからなくなる気がするので、先に一番スタンダードそうなので試して上手く行ったら便利そうなのを試せばいいんじゃないかと。

 やりかたは Putty をいれないから当然だけど Pageant じゃなくて、git for windows に付属している ssh-agent でやる。っていうか 付属してるんだからそれを使っても良いと思うんだよ。一応みんな基本で入れてる git for windows で満足出来ない人は putty とかを自分で設定くらいできるでしょっていう気もするので。

一応インストール時の注意点

Run Git from the Windows Command Prompt
これを選ぶと環境変数 path に

C:\Program Files\Git\cmd(パスはGitをインストールした場所による)

を追加する。

Run Git and included Unix tools from the Windows Command Prompt
これを選ぶと環境変数 path に

C:\Program Files\Git\cmd
C:\Program Files\Git\mingw64\bin
C:\Program Files\Git\usr\bin

の3つを追加する。らしい。

ssh は Git\usr\bin に入っているのでここでは "Run Git and included Unix tools from the Windows Command Prompt" を選んだ方が都合がいい気はするが、個人的には確か Run Git from the Windows Command Prompt を選んだきがするのに Git\usr\bin のパスが通っていたのでその辺はよく分からない。適当にインストールをして試して駄目なら変えればいいと思う。Cygwin とか他のツールを使ってる人は慣れてると思うので、そういう人は自分で調節したら良いと思う。使えないけど趣味で Cygwin を入れてるという人は使うものだけ入れた方が良い。というかそうしないと挫折する。xyzzy でも同じだけど、使えないのに入れてると問題を引き起こすので。特に環境変数のあたりは問題が起きるし、インストーラでも実際警告の一文が出ている。

追記 v 2.24.0 のインストールで変化してる一部の注意点

 エディタがインストールする時に選択できるようになってたので、後からエディタの設定はしなくてもよくなった。

Use the nano editor by default
Use the Vim(the ubiquitous text editor) as Git's default editor
Use the Notepad++ as Git's default editor
Use the Visual Studio Code Git's default editor
Use the Visual Studio Code Insiders as Git's default editor
Use the Sublime Text  as Git's default editor
Use the Atom as Git's default editor
Slelect other editor as Git's default editor

という選択肢の中から好きなエディタを選べばいい。xyzzy とかだったら select other editor でいいんじゃないかと思う。

Path を通す場所の選択

 文面が少し変わって

Use Git from Git Bash only
Git from the command line and also from 3rd-party software
Use Git and optional Unix tools from the Command Prompt

の3つに変更されているが、基本的には前と同じらしい。で、パスを通す場所的に ssh の入ってる "Use Git and optional Unix tools from the Command Prompt" の方がいいんじゃないのか思ったが今回も忘れてお勧めの真ん中の "Git from the command line and also from 3rd-party software" を選んでも普通に ssh が使えているので Git のお勧めの設定のままで気にしなくていいのかもしれない。

SSL の選択
Use the OpenSSL library
Use the native Windows Secure Channnel library

選ぶのは上の OpenSSL の方にしとけば、困ったときに説明を探すときに楽だと思う。例が多いので。

改行の取り扱いの選択
Checkout as-is, commit as-is

 これを選んでおかないと、改行の設定を windows 風から unix 風に改変されちゃったりするはず。てか余程改行の変更をしたい場合でもなければ、改行に余計なことはしないで、自分で改行を変えたい時だけ変えた方が自分でコントロールしやすいし意図しない変な失敗が減ると思う。

ターミナルの選択
Use MimTTY(the default terminal of MSYS2)
Use windows' default console window


 どう違うのかあまり理解してないが、普通は MimTTY の説明ばかりだと思う。というか MimTTY しか使ったことがないので windows のコンソールがどう違うのか謎。ネットに書いてある説明を見ながら何かするなら MimTTY 一択な気がする。OpenSSL もそうなんだけど Git の場合は基本 unix っぽい奴の方がデフォルトの設定なのでそちらを選ばない人は何か別の特殊な事情でもある人なんじゃないかと。

その他の設定

 何やらインストーラーで他にもいろいろ聞かれるようになっていたけど、後のはデフォルトの設定そのままで使っている。正直細かい話はよく分からないというか設定しなくても特殊な事情がない限り問題ない気がする。

*1:最近は v2.24.0 までバージョンが上がっているので、インストールする時の選択肢が微妙に違う。