xyzzyを使っていた人のKeySnail

ついでに、KeySnailが如何に素晴らしいかについて

凄く前はfiremacsを使っていたけど今はすっかりKeySnailを使っている。KeySnailは本当にいい。Emacs系に慣れてる人ならお勧めの拡張。個人的にはFirefoxを使っている理由の相当部分がKeySnailにある。以前Chromeの類似の拡張も色々みてみたけど比較しても優れていると思う。勿論それを動かす為のFirefoxの拡張性の高さが前提にあるけど。ただのキー設定だけじゃなくてxyzzyスクリプトのように手軽にちょっとしたスクリプトにも使える。使用感はかなりEmacs系のエディタに近いものがある。しかも今は昔と違ってエディタでローカルなファイルを操作する以外にも、ネット上にある何かを使う事が多いので、ブラウザから手軽にできるのはエディタにはない利点。エディタとも連携できる。
これをxyzzyに軸足を置いてやると割と大変*1。前にxyzzyからpukiwikiをいじるlispをやったりてしてたけど、通信部分を自分でそれっぽくしないと駄目なので元から色々な通信用の関数が用意されていても流石に手間はかかるし、エンコードをしっかりやらないと部分的に文字が化けたり、見た目や使いやすさを整えるだけでも結構面倒。まあそれなりには使えるけど、ブラウザからならhtmlはそのまま綺麗に表示してくれるから見た目の問題は凄く簡単。しかもブラウザについてるFirebugが普通に動いて強力。KeySnailだとWebサイトのページのテキストエリアでも検索フォームだけではなく、Firefoxのページ内検索でもアドレスバーでもどこでも同じようにキー設定ができるし、テキストエリアとグローバルなどでは違うキーマップに出来るなど複数のキーマップを使い分けれて非常に便利。機能の追加もKeysnailのプラグインで出来てしまうし、ちょっとした機能ならキー設定の編集でjavascriptを少し書き加えてしまえばいいという手軽さ。この辺はxyzzyemacs系を使っている人にはお馴染みの構図で、設定ファイル(.xyzzy.emacs)とプラグイン(○○.lや○○.el)で分かれていて良く似ている。
以前から思ってる事だけど、拡張性が売りだったとしても新しく出てきているものでも古い時代の系譜みたいなのはあって、なんとなく昔使っていたアレに似てるみたいな時は多い。モノは違っても拡張のさせ方や記法とかどこかしらの類似点を感じたりするものなので昔の奴に詳しいなら、あああの感じに似てるなっていう風になって割と自然に使える。同時代のモノでもお互いにパクリあっている部分もあるのでxyzzyを使っていても実は拡張とかでvi風のキーバインドとかが出てきたりと何故か覚えてたりする。そういう風に実際にカスタマイズしたものよりも、カスタマイズ自体のノウハウみたいなのが蓄積しているような。

http://d.hatena.ne.jp/himadatanode/20110607/p1

こういう話にも通じるけど、誰かがやったのをなぞるだけと、自分で何かやってみたのでは同じ結果でも蓄積されているものが違うというか。

*1:以前は個人的にはxyzzyからブックマークレットで一部似たような事を試した事も。ブックマークレットから外部のファイルを呼び出せるようにしておいて、その外部のファイルをxyzzyで編集すれば、割とxyzzy上でスクリプトを編集する感じに近い感じでブラウザを動かせる。ただ、このやり方は低機能な上に危なそうな気がするので人にはお勧めはしないけど