ガタガタ揺らぐ日本の背骨

いや背骨以外は皆いたって健康なんだけど、何で肝心の所にダメな配置システムになっているのか。日本人ってそんなに馬鹿じゃないので、結構優秀な人いるよ。それなのに何故か肝心な所のダメな人の比率が上がってしまうのか。そこは良く考えた方がいいと思う。

■ネットの選挙活動
ネットの選挙活動を既得権益に摩り替えようとしてるように見えてどうにもいやだ。志ってものがないのかな。そう民主党とみんな党の話だ。私は前も書いたようにネットを使った選挙活動はやるべきだと思っているけど、理由は討論や話を聞くコストが安くなるというのが一番の理由。つまりもっと立候補者をまともに選びたいから。おそらくネット選挙推進派の人のほとんどが、情報量を増やしても伝達コストがかからない方法としてネットでの選挙を押してる人がほとんどだろう。出来たら素晴らしい事だけど、同じ事をネットを媒介せずにやった場合コストがかかって出来ないことや、それが故に起きている選挙の弊害を何とかしたいと言う、単純にそういう主旨だと思う。逆に言うと、今までの、選挙カー選挙や、ポスター貼れば勝てる選挙と同じ方向性だったら普通に反対でしょ。この二つで共通してるのは何か、立候補者の名前以外は何を言ってるのかすら分からないと言う所だ。それで選挙でどうやって民主的に選べと言うのか疑問だからだ。せめて誰が何を言ってるか位は皆が分かって選挙に行く必要があるわけで、そこがポイントだと思う。で、民主党みんなの党が出したネット選挙なるものがどんな案だったかというとこれだ。

改正案を巡っては、先に自民・公明両党が、ホームページに加え、ツイッターフェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用を第三者も含めて全面的に解禁する一方、電子メールについては政党と候補者に限るなどとした案を示しています。
これに対し、民主党みんなの党は15日の協議で、電子メールの利用を第三者にも認めるとした対案を示しました。
また、インターネット上の有料広告についても、自民・公明両党の案では、政党が党のホームページに誘導する「バナー広告」に限って認めるとしているのに対し、民主党みんなの党の対案では、候補者や政党などには全面的に認めるとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130215/k10015540411000.html

SNStwitter、Webサイトを使った選挙活動を解禁する。ここまでは別にいいよね自民公明、民主皆おそらく賛成だ。しかし"第三者も含めて全面的に解禁"するというのは私は普通に反対だ。「バナー広告」にいたっては全面的に反対。まあ色々理由はあるけど、まず何でも急進なら賛成されるだろう程度に思って、自分たちに都合がいい項目を盛り込もうとしてる民主党の姿勢が気に入らない。

■第三者も含めて全面的に解禁に反対する理由
 まずPC使うとコピーが簡単に出来る。つまり情報を複製することにコストも労力もかからない。折角労力を減らして当事者の意見にフォーカスできるのに、何で第三者のいい加減な情報をはさむ必要があるのか理解できないから。立候補者や、政党が直接やったほうが当人たちのためにもいい。なぜかと言うと変な情報が流れたり、嘘を流したり、暴露情報を流す奴が必ずでる。その時に第三者の活動を認めていたら誰が言っているのかはっきりしないし、所謂炎上が政治家にも沢山起きると思う。立候補者自身が発言して炎上するならまだしも、第三者が勝手に炎上とか選挙が分かりにくくなるし立候補者にもいい事がないだろう。これで得するのは間に入って選挙で金儲けしたい怪しい会社とかじゃないかと。ただし、選挙活動とは別に報道は自由にするべきだとは思うけど、それは選挙活動の範囲に含めてしまうべきではないと思う。

■バナー広告が駄目な理由
 まず選挙のコスト。国の負担増もあるかもしれない。それ以前に、多くの議員が自分たちでコストを安くしないと金持ちしか立候補できない〜みたいな主張をしているのに、選挙を広告競争にしてしまう理由が良く分からない。広告の勝負にしたら、議員が言っている内容ではなく、広告費を沢山捻出できる方が勝つに決まっている。これはネットを使って単に貼り付けるポスターの枚数を増やすのと変わらない。むしろ本来の目的である議員が何を言っているかが分かりやすくなるとか、選挙費用が安く済むとかそういう利点とはあまり関係がない。勿論、資金がある政治家には既得権益化しやすくて都合がいいだろうけどね。
 メールも同様で今でもスパムみたいなのにうんざりしてるわけで、そんな物を送る理由ってどこにあるのかなと思う。むしろ興味がある人なら立候補者のブログやtwitterを見に行くでしょ。それから期待しているのは立候補者同士が討論することも可能になるとか、そういう部分であって、別にスパムメールを増やして欲しいとか、スパムまがいの広告を沢山だせとかTVで政党のCMしろとかそんな事ではない。むしろそんなの全部止めてしまえと言いたい。っていうか民主党みんなの党もそんな事を規制緩和してもそんなにイメージがよくないって何で分からないのだろう。むしろニコニコで討論に出てきたらいいんだよ。自分のチャンネルを作ってyoutubeやニコニコで自分が言ってる事を主張したらいいんだよ。議員なら、正確に理解して欲しい事が1つくらいはあるだろうと思うんだよ。志があるならネットの選挙活動で自分の志が広めれるチャンスなのに。何でそこで広告とか第三者とか意味不明なことになるのか。要は言いたいことがなにもないのかな。


■原口グーグルアース
ついでに、最近「原口グーグルアース」発言などと言われてる話について。話題を呼んだグーグルアース発言も実はちょっと原口さんが可哀想かなと思う所はある。まず、発言した内容はこれだ。

 「相手に場所は、わかっているじゃないですか?だってレーダー照射までしているわけですよ。グーグルアースか何かでみれば分かりますよ。どこに日本の艦船がいたか?隠さなくてもいいことを隠し、出さなきゃいけないものを出さない。」

普通に読むと、グーグルアースで見たら日本の艦船がどこにいたかわかる?と言う良く分からない主張をしているし、分かるのだから隠す必要がないという三段論法?的な理屈は完全に破綻している。ただし、私が思うにh単に全く無知というより、逆にちょっと知ってたけど、技術的な理解度が低くて、こういうのを見てなんか勘違いしちゃったんじゃないかと私は思ってたりする。

朝日新聞ソースコードはウィルス?」騒動とか

首輪に仕込まれたメモリーカードには、「ソースコード」と呼ばれる遠隔操作ウイルスのプログラムが記録されていた

http://togetter.com/li/454141

最近もう政治、新聞、警察、防衛、四方八方で「権威」っぽい所が馬鹿丸出しになるのは何とかできないのかと。っていうか記者が無知だったとしても、一応誰かに見せてこれを記事にしようと思うんだろうから、何でこんな間違いが起きるのか理解できない。記事をチェックしていく過程に誰一人としてソースコードの意味が分かっていなかったとかそんな恐ろしい事態でもない限りこんな記事は書きようがないと思うんだが。大体この事件は相当話題を呼んでいたし、記事を書く人も一応朝日新聞内でもそういう事情に詳しい人が書いてるんじゃないかと思うけどなぁ。