人口減少を無視するのはおかしい

NHKスペシャル|2011 ニッポンの生きる道
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110101.html

 この番組を見ていたんだけど、日銀の政策担当者?の藻谷浩介って意見が限りなく自分の意見に近くて驚いた。前からよく思ってるんだけど、そういうことを言う人はいないなぁっていう程度の認識だった話をペラペラと話したので、ええ!?っていう気分がした。やっぱり皆普通にネットでちょっと調べて数字見たらそう思うんじゃないのかと内心思いつつも、誰も言わないから何か自分の妄想なのかなという系統の話を次々に喋った。でもさ、それってやっぱり普通に数字見たらそうなんじゃないのって思うんだよね。何で今までそういう話をする人を見かけなかったのかがむしろ不思議というか。経済学的に見ておかしいというならそれの反論も見てみたい気がする。でも、個人的な予想で言えば経済学はそんな細かい部分まで予測できるほど細分化されてないと思うんだ。だから別の意味では政治家とか官僚も本当に数字見てるのかなぁと思わざるを得ない。出生率の話とかを10年ほど前にここでは別のブログ*1に書いた記憶がよみえった。あの時は政府の予想が出生率が伸びるみたいな大本営発表だったので思わず突っ込みを書いてたけど、案の定出生率は今でも右肩下がりで、単純に下がりようがないほど低いから止まってるみたいな傾向じゃないかと。ここの日記でも、

政治に何が求められているのか? - himadatenodeの日記
http://d.hatena.ne.jp/himadatanode/20100711/p1

 とかくらいは書いたけど、女性の雇用問題と出生率の関係性や、保育の問題とかも含めてみると、若年者の給与の問題を解決しない限り年金も子ども手当も、医療保険も全部解決するはずがないじゃないかと。後、ついでに常々思っていることも加えると、退職する世代と新卒の世代の人口比が相当に違うのに、全体として見た時の求人倍率が1を切るってどうかしてると思わないのかな?それは雇用が毎年毎年減っていると言う事を意味すると思うんだ。国家予算の税収が恐ろしく落ちているのも不景気の問題にすり替えられているけど、労働人口が減って税を納める人が減ってるんだから、その関係でみたらある意味減少傾向になるのは当たり前だと思わないのかなぁっていう所。何とかして団塊世代に活発な経済活動(使うのでも稼ぐのでもいいんだけど)をしてもらわないと根本的に方法論がないと思うんだ。以前に団塊世代が活躍するって話を堺屋太一が書いてたので自分も当初は期待してたんだけど、結局団塊世代は退職しても何もしてないという現状がある。そして結局貯蓄が多いとかいってもそのほとんどを握っているのは中高年で、若い人は統計的に見れば賃金低い。マクロで見た時には若年層には余分に使えるお金なんてない。もし何もしないで老人世代が守りに入ったら、年金減少とか税率アップって話なんだろうけど、消費税あげても税収が賄えるほど増えるかどうかは微妙な所。まあ色々思う所はあるけど疲れたので中止。最近書くことがないので変な話ばかり書いている気がする。

*1:そこは確か日本初のブログサービスとか言ってたけど、そこは今や微妙なことになってるので放置した