政治に何が求められているのか?

 投票日なので何となく思った話とか。最近、小難しい年金の話や赤字財政、そしてそれを補う効率化やら、民営化。官僚が悪いとか、2大政党じゃないから悪いとか政治献金がどうとか議員数がどうとか。ゴチャゴチャ色々いわれているけど自分としてはそんな所は枝葉の問題なんじゃないかと思う。投票者の目線からすればだね。こう言うことだと思うんだよ。

  • 景気が悪くて経営不振です。あなたは私に何をしてくれますか?
  • 年金で将来が心配です。あなたは私に何をしてくれますか?
  • 派遣社員で何時首になるか分かりません。あなたは私に何をしてくれますか?
  • パートアルバイトの待遇がよくありません。あなたは私に何をしてくれますか?
  • 子供が預けれないので仕事に復帰出ません。あなたは私に何をしてくれますか?
  • 仕事がありません。あなたは私に何をしてくれますか?

 大体、皆が思っているのはこんな事なんだと思う。これはつまり殆ど全てが収入源の問題に集約されている。それが枝葉のように伸びて年金問題になったり高速道路無料化になったり、子育て支援になったりしているのは分かるけど。もっと具体的に考えて欲しい。例えば何で子供が預けれない事が問題なの?それは子供を預けて仕事に行きたいからでしょう。何で仕事に行きたいの?今の時勢では生活資金の関係に決まってるんだよね。今は専業主婦になりたがる女性が増えてるっていうけど、相方の稼ぎがよければ子育てに力を注ぎたい人の方がそりゃ大いに決まってるけど、稼ぎの問題があるから仕事に行きたいっていうのがある。だから結局、保育所不足とか女性の雇用機会とか、子供手当てとか、ゴチャゴチャいうけど実際の要点は収入源の話で安定してないっていう話。特に主婦になりたい人が増えてるっていうんだから本当は旦那の収入源の話でしょ。年金でも同じで、何で老人が年金を心配するかって言えば年金がもらえないかもしれないからだよね。でも何で年金がもらえないの?一番大きいのは若年者層の雇用と仕事が安定してないのから納付も安定しないってことだよね。次に総人口の比率の問題になるわけで。じゃあ何で人数減ってるのといえば、これも若年層の仕事と生活が安定してないっていう話がもう大前提にある。赤字国債でも医療費でも全く同様で、経済成長がなくて税収が伸びないことの副次的な産物として問題が出てるだけで、それを場当たり的に表層に出た問題をもぐらたたきしてもきりがないって言うか、よくなる感じが全くしない。その上本質的に問題を解決しない話題ばかりに力を注いでる。公共事業が多過ぎるとか、官僚の不正がとか、政治献金が、癒着が、議員数が、とかそんな話題は別に在っても、はっきり言って雇用が安定して生活が保たれれば2の次の問題といわざるをえない。そもそも政府が効率的であるかどうかって言うことが決定的問題なのか?人に話を聞くと、不景気の問題をお金の量の問題だと思っている人がいるけど、日本は実際個人資産は大量にあるわけでお金自体はあるわけだ。そのお金だって国内でなら使って消えるわけじゃなくて、誰かの手に渡って存在し続けるわけだから、お金がないわけじゃない(それなのに団塊世代は旅行とか国外でお金使うのが大好き)。大きな視点で見た場合はお金があるかないかじゃなくてお金が流れているか偏っているかと言う問題。だから皆が安心してお金を使うかって事が大事だと思う。結局子供手当てをしても今使わずに子供の大学の学費のために大事に貯金しておきますなんて言ってる奴らには子供手当て必要ないと思う。それなら大学の学費に手当てをつければいい。今すぐ使わないと困る人にあげようよ。何で貯金しちゃうのか?溜めておいて将来に使わなければいけないという構造になってるから。将来に大量の支払いがないならば、溜めずに使うよ。そもそも何で大学に行かないとダメなのか?特別な才能もない人は大学に行かないと収入源を確保しにくいっていう現状があるからでしょ。別に大学卒業していなくてもいいような所まで大卒を求めているおかしな構造でしょ、派遣アルバイトになってしまうと生活が難しいっていう構造でしょ。年金問題ですら実態はなにかっていえばこういうことなんだと思うよ。後は別問題としてあげるなら貿易と為替の問題は、お金の量というか価値事態に関わってくるので、別の問題があるとは思う。