こういう電子本棚がいいという妄想的な話と大画面テレビは死んだらいいって話

404 Blog Not Found:紙の本が90%亡くなって欲しいと弾言したくもなる、たった一つの理由
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51214980.html

 この話を読んで少し思ったこととか。以前にもチラッと書いた*1けど、自分は一時期(といっても既に10年近く昔の話だけど)割と電子ペーパーを色々気にしてた時期があって熱心に見てた。そして、何か404の意見が前に書いたの*2に似てるので、色々思い出した。そういう関係でiPadも結構気になってるしアップルの規格製造能力は凄いと思うけど、それでも、ああいう形状ってまだまだ厳しいんじゃないかとも思う。そう、何がって形状が厳しい。
 で、話は飛ぶが有機ELである。有機ELと言うのは昔からずっと言われているディスプレイの1つの未来図を提示できるもので、自分は個人的に有機ELの見せる未来が基本的に凄く好き。そしていい加減実現してほしいと思ってる。404の人は紙が駆逐されないといってるが、紙風プラスチックも紙といっているので確かにそういう意味では紙は駆逐されないが、紙状のプラスチックが画面みたいに動くって事は十分ありえると思う*3。そしてそういうものって言うのは結構紙の機能を包括できる可能性もある。ソニーが液晶はやめておいて、有機ELだとか言ってた時には非常に期待してたんだ。ソニーなら青色の時もブルーレイで作ってくれて意外とそういう妄想部分では実現力があると思ってたりするから。でも、ソニーが提示したのがテレビだったんだ。

ついに登場“夢の”有機ELテレビ 「ソニー復活の象徴に」 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/01/news073.html

 非常にがっかりした。っていうか、もうそろそろテレビはいいよ。少しテレビの話にそれるけど、正直自分はいくら安くてもテレビは壊れない限り買わないと思う。そもそも大画面とかも元々必要なければほしいとも思わない。大体ブラウン管からそんなに何かが変化したとは思えないんだ。せいぜいノートPCだと便利ってくらい。そう、実はCRTと比較した時の液晶のメリットは本当はサイズと消費電力が小さい、ただそれだけだと思うんだ。テレビの画面が大きいから、だからどうしたって話。それじゃ、一台買ってしまった人の気持ちは変化しないぞと家電メーカーに言いたい。だってもう持ってるのでいいんだよ。下手したらCRTだって構わない。

大画面有機ELテレビ、ソニーをはじめとした大手メーカーが国家を挙げて共同開発へ - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080710_sony_sharp_el/
大型有機ELの現状と課題 − 最大のライバル「液晶」にコストと付加価値で勝てるか (1/2) - Phile-web
http://www.phileweb.com/news/d-av/200904/17/23424.html

 ノーモア大画面。ノーモアテレビですよ。有機ELの大画面テレビなんて全然ほしくない。極端な話同じ漫画を見るのに40インチテレビと同じサイズでみても単行本サイズで見ても、漫画の面白さは変化しないと自分は経験上信じてる。持ち運べない大画面テレビで消費電力とか薄型とかってそんなに大きな違いないよ。しかもテレビコンテンツ依存の。自分以外にも多分沢山いると思うけど、テレビコンテンツなんて正直自分にはもう魅力がない。今となってはテレビあんまり見てない。そんな陳腐なビジョンしか提示できないんじゃ単価を下げるか何かでも考えてた方がいいくらい。テレビの録画機能とかもアホかと思った。そんなにテレビばっかり見ないんだって・・・。これ以上大きいだけのテレビに一体何の魅力を感じろといいたいのかメッセージが本当に伝わってこない。だからって訳じゃないが、折角有機ELを使ってもテレビにしたらメリットがないと思うんだ。もう今のテレビは十分薄いよ。それよりも携帯やノートPCのディスプレイをまず作るって所から初めてほしいと思ってる。そっちの方が電源と持ち運びサイズの関係で使用時間とか伸びそうだし、いいんじゃないだろうか。ただ、完璧なのを作るとコストの問題があるからね。とりあえずっていうなら、取替え可能な電球のようなディスプレイにしても良いと思うんだ。巨大な大画面の有機ELが出来るっていうなら1枚の大型テレビについているパネルを100枚くらいにコマ切りにして本にしなさい。まあ、老人とかはきっとテレビも欲しいだろうから、小金持ち向けにでも売るのは好きにしたら良いと思うけど、そんな未来図はちょっと退屈。
 で、テレビの話から戻って紙の話だけど。妄想でいうならば、有機ELディスプレイを本のように束ねてだね、本と同じようなものにして、記録媒体を持ってるのか、通信するのか、背表紙のあたりに何かつなげるか、メディアを入れるかすると本の中身が選んだものとして表示されるみたいな妄想がいいんだよ。酷い妄想癖の自分からいうと、本当はその曲がるディスプレイの束にペンタブのペンみたいなもので書き込むと文字も記録されるって言うのがいいね。で、ディスプレイの1ページは壊れたら1ページだけ取り外して電球のように取り替えれるとなおいいね。一番ネックになりそうなのは価格だから問題は大画面化じゃなくて安く作る所だと思うんだ。
 そうすると何がいいんじゃないかと思っているかと言うと。自分の妄想的には、まず本とか漫画とかも全部で数冊でおkなんだ。ポンとPCの横においてある本が自分の持ってる本の全て。ということは本棚も要らないわけだよ。ぶっちゃけ本棚って実際買うと何万もするわけだよ。そして一部屋スペースが空いちゃったりする。部屋のスペースだって実際には思ってるよりずっと高い値段を払って借りてるんでここも換算すると結構な値段なんだよ。この時点で電子ペーパーがある程度値段がしても既におkだと思う層も間違いなくいるんだ。だって紙で持ってるより間違いなく安くなるから。おまけに本棚から探す手間もないし、家にない本だって本屋に行かなくても直ぐそこにダウンロードで買って見れちゃったりするって事だよね。下手したら新聞とかもそれで朝読んだりするし、配達の人を待たなくても自動で配信されて朝一番にトイレとかで読むわけ。配信にする分で紙の値段分下げてもらえば新聞代も安くなるかもしれない。電車にもっていってコンビニによらずにジャンプとかそのまま読んだり、そして同じそれが学校に着いたら教科書になるわけだよ。教科書の横には何故か伸び縮みする余白があって好きに書き込んでノートが取れたりする。しかもノートのページ配分とか考えず好きに書き込んだらいい。家に帰ってPCにつなげたら自分の手で書いたノートがPCでも見れたりするんだ。場合によってはそれが手帳的なメモだったりスケジュールだったり、何かのデータだったり、糞重い英語辞書だったり、家計簿だったり、NHKの語学番組のテキストだったり、今TVで見てる今日の料理の本をその場で買ったレシピだったりするんだよ。とりあずサイズは漫画本サイズからはじめてくれ。見開きだったり、ちょっと曲げれたり、パラパラめくれるという形が大事だから携帯でやるとか出来るとか言うんじゃないぞ。別にソニー社員じゃなくても誰でもいいからに期待して待ってるから。