W3Cの賞味期限とか言う良く意味の分からない記事

W3Cは賞味期限切れ組織? − @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/201001/19/w3c.html

 これ見てびっくりした。自分は事情は詳しく知らないが、そもそも自分の認識とあまりにかけ離れていたので。
 まず驚いたのはXMLが広まり浸透するみたいな未来図を本気で信じていた度合いとか。自分はXMLで標準化されるちょっと時に直ぐにXMLの本を読んだんだが、その時すぐ思ったのが"なんじゃこりゃ"ってかんじ。正直使いにくくてHTMLじゃ何で駄目なのと言う気分だったきがする。それに同じ事しても今までのHTML+Javascritpより面倒なだけじゃないかとすら思った。XMLがある程度一般的になっても、普通のHTMLを打っていたような人たちにはそんなに訴える力がない。妙に小難しくて事実上できないから誰もがHTMLのように使えるという普及の仕方はないと思っていたし、今でもXMLは誰もが簡単にHTMLのように使えるようにならないと思う。
 自分は機能が増えることについては否定しない派なので、使い道が分からなくても機能があることはいいことだと心のどこかで思っている。そういう意味でCSSXMLをブラウザが利用できる事自体は全然拒否感はなかった。しかし、XMLはHTMLを置き換えるものとして打ち出していたのでそこは"どうなの?"という印象。何か違う事をしたいときに使える並列的な選択肢程度にしかXMLが見えない。実際そうしないと逆にXMLの力もなくなりそうに思ったし今でもそう思っている。HTMLと別物のように捕らえられているRSSとかガジェットなんかをHTMLで作れなければいけないなんて思ってる人はいないと思う。つまり、並列的なものはXMLでも普通に皆無理なく認知してるんだ。
 次にW3Cが賞味期限切れという話。これも正直何を言ってるのか意味が分からない。HTMLの時にはそれ程感じなかったがXHTMLになった時くらいから自分はW3C標準にすると面倒だから別にどっちでもいいやという感じになった。それ以前は標準にあわせようとか色々考えてタグを打ったりもしていたが、XHTMLW3Cは事実上、自分にとって消滅していた。思い出すことすらなかったというか。HTML5の話を読んでW3Cがまた復活した。あ、W3Cまだこんな事やってたんだとかで、さらにHTML5を見たら結構よさそうに見えたしW3C標準のHTML5で書いてもいいじゃないの?とすら思ってる。そういう意味では一般人の支持を失ったXMLの時点で既にW3Cの権威は大分薄れていたと思う。逆にHTML5にしたことで企業という見方とそれに伴う一般人の支持はもらえるのでそれだけでも多少W3Cの寿命を延ばせたのではないかと。放置していて誰にも認知されなくなるのを待ってたら本当に消滅したと思う。冗談抜きで。
 W3Cの標準化機能についても大分認識が違って、標準を検討して作り出す所がW3Cだという認識はHTMLの頃から自分にはない。だってブラウザとかで実際動くページにしないといけなかったので、ブラウザの挙動を見て合わせて作る方がむしろ以前から普通だったと思う。出来たらW3Cの基準からも外れないようにと言う感じではあったけど、それはどちらかと言うとお互い違う仕様にばかりするブラウザ会社がちゃんと合わせてくれればいいのにと思っていた。つまり、W3Cの権威の源はユーザがHTMLを書いてたときにブラウザの挙動がW3C基準からずれたら作る時分かりにくくなるから文句を言うという所にあったと思うんだ。いちいち違うブラウザでも同じように見えるか調整するのが面倒だからW3C基準に合わせてくれてるブラウザを使うよと皆思っていてそれがひとつの権威だったと思う。したがって、皆がW3Cが標準化した内容に満足していたわけじゃなくてブラウザ依存の酷い状況ならW3C基準で統一。単にこれ。これがW3Cの存在意義。内容はその次。で、XHTMLがやけに面倒だったので、そんな難しくてよく分からない基準ならブラウザ依存でいいってなってしまっただけで、今でもブラウザ依存の挙動がなくなればいいと皆望んではいる。だからそれがどこが決めた事だろうが便利ならそれでおk。元々、どこが決めたどんな内容だったかが問題ではなく統一されているかいないかが問題だったわけだと思う。ある程度便利にする為の統一を提示する限りW3Cの意味はあると思う。そしてその為の標準化であって、W3Cが素晴らしい内容を提示する機関であるかどうかなんて元々求めていない。初めからハンコを押す機関であってほしいとすら思われている。大事なのはW3Cが簡易で、ちゃんとそれなりにまともな内容に対してハンコを押していくってことであって、W3Cが生み出す能力もないのに分かりにくい妄想に取り付かれた提示をしていくことではない。逆により分かりやすい基準を採用していく事で多くのブラウザユーザがW3C基準のタグを一般的に使うようになり、その人数が増えれば増えるほどW3Cの力は増すはず。今はHTMLでの仕様差がCSSでほとんど吸収されてしまったため、標準化する部分ではJavascriptとかフォームなどの仕掛け部分や、動画、画像、3D、音声などの仕組みに問題点が移ってきているんじゃないかな。